平成24年度福井大学遠赤外領域開発研究センター共同研究公募案内
未踏の周波数領域として残され,21世紀のフロンティア的技術開発領域である 遠赤外/テラヘルツ波分野において,急速な技術発展が始まりつつあります。こ のような情勢において,遠赤外/テラヘルツ波領域の戦略的開発研究のため,わ が国の研究拠点の形成が求められています。福井大学遠赤外領域開発研究センタ ー(以下,遠赤センター)は,このような要請に応え,遠赤外領域の高出力光源 開発と応用研究,広帯域分光研究,遠赤外領域高出力光源を用いた材料開発およ び物性研究等を展開するため,平成23度よりわが国の研究者から遠赤外/テラヘ ルツ波分野について共同研究課題の公募を開始しました。引き続き平成24年度も 共同研究課題を公募します。
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H24年度共同研究採択課題一覧のダウンロード (2012/4/27掲載)
共同研究課題の採択プロセス
共同研究課題の採択及び公開について 共同研究を公正かつ円滑に実施する ため,遠赤センター運営委員会のもとに共同研究委員会が設けられています。共 同研究課題の採択・共同研究経費の配分は,共同研究委員会によって行われます。 採択された共同研究課題は,センターHP上で公開します。年度末には成果報告 書を提出して頂き,遠赤センター研究成果報告書「遠赤外領域開発研究」に掲載 することにより共同研究の成果として公表します。また,成果報告会等での発表 をお願いする場合もあります。
重要日程
●H24共同研究申請書提出期限
平成24年4月16日(月)17時必着
●H24共同研究課題採択の通知
平成23年4月下旬
●H24共同研究開始日
採択通知日の翌日
●H24共同研究成果報告会
平成25年3月13日(水)
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成果報告会プログラム(2013年2月20日版)のダウンロード
●H24報告書提出期限
平成25年3月31日(日)17時必着
各種様式、書類のダウンロード
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公募案内(4月5日版)のダウンロード
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共同研究要項(3月21日版)のダウンロード
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申請書様式(様式A)(4月5日版)のダウンロード
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日本語成果報告書様式(別紙B1)(3月27日版)のダウンロード
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英語成果報告書様式(別紙B2)(3月27日版)のダウンロード
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共同研究実施計画書様式(様式C)(12月12日版)のダウンロード
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学生教育研究災害傷害保険等の加入確認書様式(様式D)(3月27日版)のダウンロード
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共同研究協力者追加申請書様式(様式E)(3月27日版)のダウンロード
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共同研究同意書様式(3月27日版)のダウンロード
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銀行振込依頼書のダウンロード
注意:各書式は随時更新されますので、最新の書式をダウンロードしてお使いください。
共同研究への応募要領及び注意点
応募要領及び共同研究実施上の主な注意点は、以下の通りです。
(1)世話人との事前打ち合わせと申請書の提出
遠赤センターにおいて共同研究を行いたい場合は、共同研究申請書(様式A) で申請してください。 その際、遠赤センター内世話人を決め、事前に十分な打ち合わせを行ってから 申請して下さい。 世話人を誰に依頼していいか分からない時などには、下記まで連絡していただ き、参加資格・研究遂行 などに必要な諸々の事項に付いてご相談下さい。
申請書の提出締切日は、平成24年度分は平成25年4月16日(月)17時です。
(共同研究公募相談者)
小川 勇 遠赤外領域開発研究センター 副センター長
TEL. 0776-27-8662
FAX. 0776-27-8770
E-mail ogawa@fir.u-fukui.ac.jp
(2)共同研究要項、傷害保険等への加入
申請した研究課題が採択された場合,遠赤センターの定める 「共同研究要項」に従って研究を実施してください。研究に 参加する学生(研究生も含む)の方は,「学生教育研究災害 傷害保険」またはそれと同等の傷害保険に加入して下さい。 名誉教授など所属をお持ちでない方も上記と同等の傷害保険 に必ず加入して下さい。
(3)成果報告書の提出
共同研究の代表者は成果報告書を必ず提出して下さい。報告書は日本語・英語 どちらでもかまいません。 報告書のレイアウトは別紙B1または別紙B2を参照してください。ページ数 は1ページとします。
報告書の提出締切日は、平成24年度分は平成25年3月31日(日)17時です。
(4)共同研究申請書および成果報告書の提出先
福井大学総合戦略部門研究推進課研究施設(文京)
E-mail skksisetu@ad.u-fukui.ac.jp
(TEL. 0776-27-8017,FAX. 0776-27-9742)
それぞれの書式は遠赤センターホームページ (http://fir.u-fukui.ac.jp/) にアクセスし,メニューの「国内共同研究」から入っていただくと得ること ができます。研究代表者がWord fileに必要事項を記載し,上記提出先まで 電子メールに添付して提出してください。この場合,電子メールの件名は 以下のようにしてください。
共同研究申請書提出の時 H24遠赤センター共同研究申請+研究代表者名
例 H24遠赤センター共同研究申請遠赤太郎
成果報告書提出の時 H24遠赤センター共同研究成果報告+研究代表者名
例 H24遠赤センター共同研究成果報告電波二郎
遠赤センター共同利用可能設備
遠赤センターで共同研究として利用できます実験設備は以下の通りです。
1. ジャイロトロンFU CW I(300 GHz, 1.8 kW, CW)
2. ジャイロトロンFU CW IIA(394.5 GHz, 40 W, CW or long pulse)
3. ジャイロトロンFU CW III(THz, CW)
4. ジャイロトロンFU CW IV(135 GHz〜141 GHz間の周波数連続可変)
5. ジャイロトロンFU CW V(203.4 GHz, 400 W, CW or long pulse)
6. ジャイロトロンFU CW G1(203 GHz, 500 W, CW or long pulse)
7. ジャイロトロンFU CW CI (基本波動作; 〜205 GHz, 400 W, CW, 二次高調波動作: 〜405 GHz, 40 W, CW)
8. パルスジャイロトロン(400 GHz帯, 100 kW級,パルス幅 1〜10 μs)
9. 遠赤外分子レーザー装置(119 μm において100 mW)
10. BWO光源システム(出力数 mW, 周波数180 GHz〜375 GHz, 375 GHz〜850 GHz,850 GHz〜1100 GHz)
11. Orotron発振器(120 GHz〜230 GHz,0.6 mW〜50 mW)
12. ジャイロトロンセラミックス焼結装置(28 GHz, 15 kW)
13. ジャイロトロンセラミックス焼結装置(24 GHz, 2.5 kW)
14. THz-TDS分光装置(0.1 THz〜3 THz)
15. フェムト秒レーザー再生増幅器(40 fs, 800 nm, 1 kHz 繰り返し,3 mJ/pulse)
16. 原子間力顕微鏡 AFM(Park Systems XE-100)
17. 200 MHz DNP-NMR 装置 (131.5 GHz Gyrotron, 200 MHz NMR装置)
18. テラヘルツESR装置(下記19番,20番を組み合わせて使用。他の光源の使用 については要相談。)
19. 18 T超伝導マグネット(1.5 K-200 K温度可変インサート付き)及び希釈冷凍機
20. テラヘルツ・ベクトルネットワークアナライザー(ダイナミックレンジ, W-band 70 dB以上,D-band 70 dB以上,200 GHz 100 dB以上,400 GHz 100 dB以上, 800 GHz 50 dB以上)
21. 電波暗室(ミリ波からTHzにおいて,遮蔽性能100 dB,吸収体性能45 dB)